2015年05月
『私の少女』
『リピーテッド』
『チャッピー』
集団でフォーメーションを組んで職務を執行するロボットたちに、過激なストリートギャングもお手上げ状態で、ヨハネスブルクの犯罪率も低下していた。
運悪くいつも派手に壊されて撤収されてくる“22番ロボット”が、また致命的に壊されて戻ってきた。開発者のディオンは新たにロボットに搭載できる人工知能を持っていたんですが、ヘマをやらかして一週間以内に金を工面しなければならないストリートギャング3人組に拐われてしまうんですね。三人組はロボットを利用して強盗を企んでいた。
ギャングに脅されたディオンは、解体された22番ロボットを組み立て、人工知能を搭載する。
生まれたての赤ちゃん状態のロボットはチャッピーと名付けられ、ギャングたちやディオンから猛スピードでスキルを学び成長していくんですが、チャッピーの残されたバッテリーの残量は5日分だけだった・・・というお話。
“無垢な”チャッピーにスキルを与えるのがチンピラなんで(笑)、チャッピーはドヤ街をうろつく危ないオッサンみたく成長していく(爆)・・・・。
ところがね、チャッピーに“生きる為に大切な事”という、人間のベーシックな部分を教えていくうちに、ギャングたちも道徳を学んでいるという微笑ましい展開には笑える。
今回の『チャッピー』は、さらに一歩踏み込んで、「生きたい」「生きること」を強く訴えています。
ただね、この監督さんは底辺の描き方が上手いかわりに、語り口が良くも悪くも子供っぽいので、やや一本調子のこの作品、大人の鑑賞に耐えない浅い作品だと見る人も多いかもしれんね・・・。
『シグナル』