大阪の映画好きゾンビまんです。 映画館のスクリーンで映画を観るということ。
私が映画界で尊敬する偉人がふたりいる。
全身を使って映画ファンを楽しませてくれるチャップリンとジャッキー・チェン。
まず凄いのが、転載してきたこの映画の上記の解説文、たったの3行よ(爆)・・・。
でもね、ジャッキー・チェンの映画の解説とかあらすじ文って、3行で十分なんですよね(爆)
『プロジェクトA2』という作品の劇中でも、ジャッキーは部下を紹介する時に、「A君、B君にC君だ」って(爆汗)・・・。「中身適当かい」みたいなね(爆)・・・。
しかし、実は私がジャッキーの映画を好きで見るようになったのは、1987年公開の『プロジェクトA2』からなんですよ。
実は私、今でこそアジアの映画を見るようになりましたが、若い頃はあの中国語とか韓国語のイントネーションが生理的にダメだったんですよね(汗)・・・。
何を怒ったりしてシリアスなセリフを発しても、東北弁のように人の良さと呑気さが感じられて笑いのトーンに思えてしまったから。
中国語などをそのまま使用するようになったのは、大ヒットしたコメディ映画『ミスター・ブー』からだそうです。ユルいコメディにはあの中国語のイントネーションがピッタリだった。
『酔拳」をはじめとするジャッキー・チェンの初期作品はアクション・コメディなんで、あの中国語の方言のような素朴さが全開だったし、最後はいつもカマキリみたいなおっさんと野原で戦うというパターンに、どうも私は馴染めなくてね(汗)・・・。
(ひとりでトイレに行くと、変態爺さんにチンコ触られるぞって噂があった(爆)・・・)
よく友人と三本立てのポルノを見に行ってたんですが、たまにポルノに混ざって公開されていた普通の映画が、ジャッキー・チェンのマイナー作品でね(爆)・・・私は中国の「ドワ~ン♪」というドラの音で始まるジャッキーの映画は見ないで帰ってましたわ〈爆汗〉・・・。その頃はカンフーよりも性教育の方が大事やったし〈爆汗)・・・。
ジャッキーのアクションもずいぶんと近代的になったなぁ・・・なんて思いながら、意外に楽しめたんですが、実はジャッキー、『サンダーアーム」の撮影で死にかけているんですよね。
エンドロールでそれを見たとき、私の中でジャッキー・チェンという人を猛烈に再評価できたんですよ。
劇場に入り、私は間違って上映中の映画館の前方扉を開けてしまった。
するとね、満員の場内のお客さんの熱狂ぶりを目の当たりにして驚いてね。
最前列に陣取った少年たちが身を乗り出して興奮していた。
その光景、どこかで見た懐かしい光景だった。
そう、自分が子供の頃、特撮映画やブルース・リーの映画に熱狂していた頃の場内の熱気やったんですよ。
それを見た時に、「今でもこんなに人を熱狂させられるヤツがおるんや。ジャッキー・チェンってヤツは凄いな」って、いきなり本当のジャッキーのファンになったんですよね。
ジャッキーが可哀想なのは、峠を超えてからハリウッドに進出して、挫折して本国に帰ってしまった事と、プライベートで良い噂を最近聞かなくなったこと。
体力の衰えと共に衰退していく宿命のアクションスター。
あれだけ人を興奮させてくれたジャッキー・チェンですから、私は年寄りになっても笑顔を振りまいて元気でいてほしいと思っています。