ナニワのスクリーンで映画を観るということ。

大阪の映画好きゾンビまんです。 映画館のスクリーンで映画を観るということ。

2013年12月

区切りとして、今年最後の記事を更新させていただきます。
最後のも~やん通信です。
 
 
 
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当ブログのアイドルやったモルモットのも~やん。
12月23日午前1時半に、虹の橋に旅立ってしまいました。
 
実はこの12月、我がファミリーはいろいろと災難続きで、それらを乗り越えていく最中に、ダメ押しのように唐突に訪れたのがも~やんの死でした。
元気だったも~やん。
今月の中旬から体調が悪化し、私が慌てて違う病院へ連れて行き、25日に手術する事が決まっていた。
しかし、手術前に容態が急変し、夜中に病院で処置中に亡くなった。
以前の記事で紹介した背中のコブが悪性腫瘍やったんです。
 
今思えば、も~やんはいろんなサインを出していたんです。苦しんでいた。
しかし、他のいろんな事で精神的に参っていた私はサインに気付くのが遅れた。
日頃も~やんを通院させていた病院に任せていた私がバカだった。
設備の整った病院へ1週間早くも~やんを運んでいたら、も~やんは助かっていたと思うと後悔ばかりが残る。
 
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このブログでね、も~やんは大活躍やったね。
時にはレクターに扮して『ショーシャンクの空に』のパロディをやったり(笑)
ドン・コルレオーニに絡んだりスーパーマンになったり、『激突!』のパロディではトラック役だった(爆)・・・。
 
このブログを通しても~やんを応援してくれた方々、ありがとうございます。
私も、も~やんには「ありがとう」という言葉しかないはずなんですが、最悪の死なせ方をさせてしまったので、ただただ、「も~やんゴメンな。許してくれ」と詫びたい気持ちの方が強くてね・・・。
 
我がファミリーがも~やんと暮らしたのは2年8か月。
その間はとても楽しく幸せでした。
も~やんはクリスマスイブの日に、ペット斎場にて火葬していただきました。
今は四十九日まで家で供養しています。
 
も~やんはとても寂しがり。
このブログを通しても~やんを応援してくれた方々、も~やんの一生に拍手してあげてください。
「ナイス」大歓迎。も~やんが喜びます。
 
クリスマスからお正月へと盛り上がる時期に、暗く重い記事で申し訳ない。
私も来年のも~やんの四十九日までは更新しないと決めていたんです。
でも、も~やんは今月も生きていたんですよね。
ちゃんと報告してあげないと、も~やんが可哀想だと思い、おもいきって記事にしました。
 
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も~やんよ、安らかに眠ってください。
ありがとう。
 
 
 
 

最近は家の事で忙しいんですが、暇が出来ると読書してます。
私はフィクションはいっさい読まない。
好きなジャンルのノンフィクションをいつも読んでいます。
今日は私の大好きなキューバから来た関西人の話を紹介します。
 
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この人をご存じの方はよほどのプロ野球通です。
元阪急ブレーブス(現在のオリックスの前身球団)のロベルト・バルボンさん。
 
バルボンさんは1933年、キューバに生まれる。
1954年、ドジャースのマイナーリーグでプレーしていたバルボンさんは、友人のスカウトの紹介で日本の球団でプレーすることになるんですね。
まったく日本の事を知らないバルボンさん、友達に日本の事を聞いたら、「フィリピンやハワイと一緒のところ」と教えられたそう(笑)・・・。
1955年の冬、当時はジェット機がないから、テキサスに行き、シカゴでビザをもらってカリフォルニアに行ってハワイ。上着なんていらないと思ったから、バルボンさんはハワイでアロハシャツに着替え、70時間以上かけて来日したそうです。
日本に到着したバルボンさんは驚いた。地面が白いから(汗)・・・。
そう、バルボンさんは初めて雪を見たんですね(笑)・・・。
「寒いし、こんなんで野球ができるかいな。そのままキューバに帰りたい」とバルボンさんは思った(笑)
東京でジャンパーを買ってもらったバルボンさんは、つばめ号に乗り大阪へ。
東京から大阪まで8時間半かかったそうです。
翌朝グラウンドに行ったら、選手たちが雪の中で練習している。
「そんなバカなことあるかいな」と、バルボンさんは火鉢から離れなかったそうです。
 
ところがそんなバルボンさん、阪急入団1年目から、163安打(最多安打)、49盗塁と大活躍し、不動のレギュラーとして活躍。
本人いわく、「1年目はまぐれや。下手投げの投手には苦しめられた」と。
その後のバルボンさんは、数回盗塁王に輝き、10年間日本でプレーした後に引退したんですね。
(試合出場数は、07年まで歴代外国人選手のトップだった)
チコ(スペイン語でチビ)の愛称で、選手たちやファンから親しまれた。
引退後は神戸で飲食店を経営していたんですが、バルボンさん、日本語は来日して3年ほどでマスターしたそうです。関西弁なんやけどね(笑)・・・。
日本人のアカンところは、すぐに悪戯心で間違ったアホな日本語を教えるところ。
バルボンさんもそれでえらい目にあった事が数回あるそうです。
(余談ですが、ある外人ミュージシャンが日本に来ている間の特典映像で、そのミュージシャン、どこでも大声で「大きなチ〇ポさん」って叫んでた(爆)・・・なんで「ポ」って教えんねん(爆)・・・)
 
そんなバルボンさん、1975年に再び阪急ブレーブスに復帰するんですね。
ベネズエラから阪急に入団したマルカーノという選手の通訳として。
1975年からの阪急ブレーブスはマルカーノの活躍もあり黄金時代。
関西では週末のパ・リーグの試合をよく放送していたので、マルカーノのヒーローインタビューは何度も見ました。
私はその度に強烈な違和感をおぼえた。
周りのファンも野次ったり笑ったりしてる。
 
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1975年ごろの馴染みの風景。
背番号「4」のマルカーノと、通訳のバルボンさん。
 
バルボンさんの通訳の特徴はね、選手がどんだけ長いコメントを発しても、「一生懸命にやったらたまたま」とか、「頑張った」としか言わんのよね(爆)・・・。
見てる方はね、「嘘つけ、選手はもっといろいろと長い話をしてたぞ」と(爆)・・・。
一度ね、ブーマーがインタビューされてた時に、バルボンさんがいつものようにええかげんに通訳していたら、テレビ解説の元阪急の加藤英司さんが、「バルボンさん相変わらずですね。ブーマーはもっといろんな事を言ってるはずなんですが。バルボンさん、どないかせんとイカンですよね」って呆れてた(超爆)・・・。
でもそんなバルボンさんの通訳ぶりは名物になっていたから、誰も「ひっこめ」とは言わんかった。
ちなみにマルカーノは引退後に巨人のサンチェという投手の通訳をしていたんですが、帰国後に39歳の若さで亡くなったんですよね。
私が西宮球場に阪急の試合を観に行くと、必ずホームランを打ってくれたマルカーノは大好きだった。
 
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近年のバルボンさん。
 
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近年のイベントにて、マイクを持つブーマーとバルボンさん。
 
ちなみにバルボンさんは50年以上関西に住んでいて、いまだに刺身などの日本食はダメだそう。
バルボンさんは現役時代に背番号を「8」から「4」に替えている。
日本では「4」が縁起が悪いとされるんですが、キューバでは「8」が縁起が悪いそうです。
いつもバルボンさんが日本に来た外人に聞かれる話題らしく、外国人は日本のカーナンバーに「4」がない事を不思議に感じているそうです。
キューバはスペイン語で、スペイン語は日本語と同じ発音の単語が多いので、バルボンさんにしてみれば日本語は覚えやすかったそうです。
「バカ」はスペイン語で「牛」、「アホ」はスペイン語で「にんにく」
発音も殆ど同じだそうですよ。
 
華やかな宝塚歌劇が名物の、山の手を走る関西の阪急電車。
西宮北口という連絡駅にあった立派な球場を本拠地に黄金時代を築いていた阪急ブレーブス。
通訳にまで個性的な人を配置し楽しませてくれた愛すべき球団でした。
 
 

 
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↑B5チラシです。
 
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↑関西版新聞広告です。
 
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↑A4パンフです。
 
『アンタッチャブル』
解説: 名作TVシリーズ「アンタッチャブル」をパラマウント映画が創立75周年記念として映画化した大作。財務省の捜査官エリオット・ネスが3人の仲間と共にアル・カポネ摘発に乗り出す。30年代のシカゴを見事に再現した美術、鮮烈なモリコーネの音楽、個性的な役者の顔ぶれとどれをとっても一級の作品だが、独特のスタイルを崩さない上で娯楽作品に徹したデ・パルマの正攻法の演出と力量も凄い。
 
 
 
ヒッチコックの影響を受けたサスペンス映画の巨匠ブライアン・デ・パルマ監督が、一時期大作映画を手掛けていたんですが、ある意味、『アンタッチャブル』という作品はブライアン・デ・パルマ監督の頂点を極めた大傑作にして、1980年代を代表する名作映画だと思います。
 
この作品はすべてが素晴らしいんですが、冒頭のシーンからして語り口が上手い。
床屋で髭を剃ってもらっているアル・カポネと、彼を囲む報道陣。
アル・カポネはギャングのボスなんですが、そんな彼に報道記者は、「市民はあなたの事を影の市長だと呼んでいますよ」と持ち上げる。上機嫌のカポネが振り向いた瞬間に髭剃りに失敗してカポネの顔から血がにじみ、その場の空気が凍りつく。場面が変わり・・・。
そんなカポネに屈しない男が経営する店に、怪しげな男が鞄を忘れる。男が忘れた鞄を親切に届けようとした少女ごと、店は木端微塵に爆破される。
情け無用のアル・カポネというギャングの恐ろしさを存分に見せておいて、カポネを検挙する為に選ばれたひとりの財務省捜査官エリオット・ネスが登場する。
 
禁酒法下の1930年代のシカゴはアル・カポネに表も裏も支配され、街の警官たちもみんな汚職まみれなんですね。
ネスは信用できる部下を集める為に、橋で出会った初老の警官マローンに協力を頼み、独身で警察学校に席を置く射撃の名手ストーンと、本署から送られてきた税理士ウォレスを味方につけ、たった4人でアル・カポネに戦いを挑むというお話なんですね。
このネスと仲間たちの出会いのエピソードがいちいち面白くていちいちカッコいい。
「私の腹に贅肉がつく前ならな・・・私はこの時を恐れていた」と嘆きながらも、警官としての誇りを守る為にネスの正義感に共感し、ネスと手を結ぶマローンの言葉は名セリフの連発。
「法を守る人間の使命とは、毎日生きて家に帰る事」というマローンの教義はネスを勇気づける。
 
この作品、誤解を恐れずに書くと、男から見るとね、こんなに男気にスイッチが入る映画も珍しいというくらいの暑苦しい正義に心が躍る。なぜこの作品の4人を見て心が躍るのか?
4人の心は決して悪の力や金にはなびかない。
金では買えない人間の誇りや本当の信頼関係の強さがあれば、大きな力に対抗できるという壮大なロマンが描かれているから。
アンタッチャブルズと呼ばれた4人の勇敢さに魂が震える。むっちゃ男の映画なんですよ。
 
4人は苦戦する。カポネを合法的に摘発する為には脱税しかないんですよね。
しかし、戦いの中でネスは大事な仲間を失っていく。ネスは証人を確保して、裁判での弔い合戦に挑むんですが・・・。
まったく無駄のない語り口を、ロケとセットを融合させ、場面ごとに音楽を変えて展開するこの作品には、心底酔えました。
裏切り者の頭をバットでかち割るカポネ。仲間を殺した殺し屋を裁判所の屋上から突き落とすネス。
デ・パルマ監督らしい鮮血の美学を随所に配置した、超一級の娯楽大作でした。
 
私はこの作品、劇場で3回観たんです。最初と最後はひとりで、2回目は友人のフリオと観た。
最初に観たとき、私は興奮して友人のフリオに電話をかけた。
2回目にフリオとオールナイトで観たとき、映画を褒めないフリオが絶賛で興奮していた。
3回目にアンコール上映のシネラマОSで観たとき、観終わって私がロビーにいると、私の目の前の公衆電話でサラリーマンが大興奮してて、「凄い映画を観た。俺、興奮してるわ。ゴメン、今日は朝まで家に帰らんとくわ」とか叫んでた(爆)・・・。
ホンマに観終わるとスカっとしながらも興奮する映画でしたわ・・・。
 
[1987年、10月3日、『アンタッチャブル』、南街劇場にて鑑賞]
 
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冒頭の床屋のシーン。
アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)の頬に血が滲み、その場の空気が冬の八甲田山状態(汗)
男は床屋で髭を剃られるという行為を体験する時から、絶対に動いてはいけないと覚える。
でもカポネは動いちゃう(笑)・・・。
そういう刃物を顔に当てられるという生理的嫌悪感を用いた見事な導入部分でした。
 
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新しく配属されてきた財務省捜査官エリオット・ネス(ケビン・コスナー)は、小さな少女がギャングの縄張り争いの犠牲者になった事に心を痛め、カポネの検挙に意欲を燃やすが、腐敗した警察内部の情報は外部に筒抜け。奇襲捜査も空振りに終わり署内の笑いものに・・・。
 
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傷心で帰路につくネスは、橋でひとりの警官マローン(ショーン・コネリー)の職務質問を受ける。
このシーンが最高。
ロクに身体検査もしないマローンに、ネスは「この街の警官はいったいどうなってるんだ?」と怒る。
するとマローンは、「自分の身分を財務官だなんて嘘をつくヤツはいない」とのたまう(笑)
そしてマローンは続ける、「いい警官は生きて家に帰ることだ」と・・・。
 
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ネスはマローンを信用し、教会で共にカポネと闘うように懇願する。
この時にマローンはお守りのように身につけていた警察署の鍵を握り、ネスと握手をかわす。
 
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マローンの導きで汚職されていない人材を探すネス。
射撃の名手ストーン(アンディ・ガルシア)と税理士ウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)を仲間に加え、4人はアンタッチャブルズとしてギャングたちから恐れられるようになる。
新人のアンディ・ガルシアもこの作品でブレイクしましたが、『アメリカン・グラフィティ』での童貞君だったチャールズ・マーティン・スミスのキャスティングにはしびれたね。
私はドラクエをプレイするとき、基本の4人は「ねす、まろん、すとん、うぉれす」とネーミングしてた。
 
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この作品で強烈やったのが、不気味な殺し屋を演じたビリー・ドラゴ。
殺し屋にしか見えん見事な爬虫類顔ですよね(笑)・・・。
この顔で「パン買ってこい」とか言われたら、世の中の90%の男は従うと思うんよ(爆)・・・。
私なら言われなくてもコーヒー牛乳までつけて届けるね(爆汗)・・・。
 
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仲間を失いながらも、ネスはカポネ検挙を諦めない。
この作品、残酷描写が多いのに躍動感があって、禁酒法の終わりを告げるラストでは爽快感まで味わえる。
良い警官だったマローンの精神はストーンに受け継がれ、大仕事をやってのけたネスが街の雑踏に消えるラストシーンの余韻は最高やった。
 
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この作品で大ブレイクしたケビン・コスナー。
無茶苦茶かっこよかったね。
この作品のネスは良きファミリーマンとして描かれているところがナイスでした。
カポネもね、ネスの家族には手を出しそうで出さない。
その辺りには古き良き時代のギャングのしたたかさと仁義を感じる。
 
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この作品で一世一代の名演を見せたショーン・コネリー。
この作品から唯一オスカーに絡み、初ノミネートで見事最優秀助演男優賞に輝いた。
初代ジェームス・ボンドで有名なショーン・コネリーなんですが、私はロジャー・ムーア世代なんで、どちらかというとジェームス・ボンド以降のショーン・コネリーが好きなんですね。
この作品でショーン・コネリーが演じたマローンは渋くてかっこよすぎる。
ショーン・コネリーを見てるだけで酔える映画でした。
 
近年の映画のタイトルバックが淡白でつまらないのは、主張するべき音楽が弱いから。
本文でも触れましたが、この作品のエンニオ・モリコーネの音楽が素晴らしすぎる。
各シーンごとに変わる各テーマ音楽はどれも強烈な印象を与えている。
私はこの作品のタイトルバック、数ある映画の中でも3本の指に入るくらい好き。
シルエットの周りをゆっくり回るだけのシンプルなタイトルバック。
16ビートのスネアに変拍子のピアノが絡み、「ドン!」って太鼓のアクセントを引きで見せるタイトルを初めて劇場で観たとき、鳥肌がブワ~って立った。
シルエットが観客に向かって伸びてるんですよ。
そう、映画はスクリーンの向こう側から我々に光を当てているんですよね。
 
(その『アンタッチャブル』のタイトルバックの観れるリンク先を貼っておきます)
 
 
 
http://www.youtube.com/watch?v=r9NH-NBF-Bc
 
 

本日は久々に旧作映画レビューをアップしますが・・・。
作品の内容案内にはなっておりませんし、たいへんお下劣なエロ記事です。完全18禁記事。
観覧は自己責任でお願いします。
 
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↑『肉体の門』B5チラシとA4パンフです。
 
 
『肉体の門』
解説: 田村泰次郎による同名小説の5度目の映画化。脚本は「吉原炎上」で脚本構成を担った笠原和夫が担当。監督は五社英雄、撮影は森田富士郎が務めた。太平洋戦争終戦後の占領下にある東京を舞台に、娼婦として生きるエネルギッシュな女たちを描く。
 終戦から2年経った昭和22年の秋、浅田せんをはじめとするパンパンの女たちが新橋界隈でグループ「関東一家」を形成していた。せんのライバルお澄率いるグループや、闇市のボスであるやくざの袴田組との確執など、争いは絶えない。復員兵の伊吹との出会いや一家の町子の裏切り、米兵に復讐を誓うお澄との関わり。それぞれに戦後を歩んでいく彼女たちの行く先とは
 
 
 
タイトルだけを見ると、内容を知らない人はドキっとするでしょうね。
戦後の混乱期に、肉体を武器にたくましく生きる娼婦たちを描いた作品なんですが、お上品にお高くとまった文芸大作よりも、私は『肉体の門』での女性の生身の姿を描いた作風の方がよっぽど感動できる。
この作品で描かれる女性たちは娼婦なんですが、凄く生き様がかっこいい。
「どれだけ男に体を売ろうとも、女としての魂や誇りだけは絶対に売り渡さない」という娼婦たちの儚い希望や友情の熱いことよ。
 
『肉体の門』は何度も映画化されていて、私が最初にテレビで観たのは1964年度の作品で、監督が鈴木清順さん、主演が野川由美子さんのヤツでした。
若い時に観て、「なんて熱くて切ない映画や」って、猛烈に打ちのめされた記憶がある。
今回私が紹介する作品は1988年の東映が制作したやつで、監督が女の情念を描かせたら右に出る者がいないという五社英雄さんなんです。
 
この作品ではかたせ梨乃が娼婦グループのリーダーを演じているんですが、まず彼女たちのねぐらが凄いんですよ。ビルに空いた大きな穴にぶら下がる不発弾のもとで彼女たちは寝起きしてる。だから彼女たち「関東一家」の女たち以外の人間は怖くて近寄れないんですね。
私が忘れられないシーンが、渡瀬恒彦演じる復員兵が彼女たちを優しく援助するんですが、ビルに空いた大きな穴から渡瀬恒彦が牛を落としてみんなで焼肉にして食うシーン(爆汗)・・・。
他にも物語のバランスを崩してまで挿入される様式美溢れるシーンがテンコ盛り。
 
さて、この記事はここからエロい方向へ徐々に脱線していきます。覚悟おし(爆汗)・・・。
 
私がなぜ五社監督の『肉体の門』を取り上げたのかと言いますと、五社監督の東映作品での女優陣の脱ぎっぷりの良さが凄いんです。
そして、かたせ梨乃、名取裕子、西川峰子といった五社監督作品の常連女優たちの乳首がね、見事にどどめ色の巨峰乳首なんよね。
以前、あるブロガーさんがね、「子供数人を母乳で育てて見事な巨峰乳首になった。こんなになった乳首を男が吸いたいはずがない」って、堂々と記事にしてた(超爆)・・・。
私は言いたいわ、「大ばか者(爆)」「どれだけの男が巨峰乳首を吸いたがってるか(爆)」
「ピンクは外人みたいでキモい。どどめ色なほど良い」と(爆汗)・・・。
もっと言おか(汗)、「巨峰なほどいい。コリコリに起ったデカ乳首のほうが弄びやすい(爆)」
いや、実際にどどめ色の巨峰乳首のニーズって凄いと思うよ。
 
ハイ、ここからさらに記事は激しくお下劣に脱線します。観覧は自己責任で。
 
私が少し前にエロサイトを観覧してたら、どうも大阪のおばちゃんが出演している無修正AVがあったんですよ。40代前半で3人の子供がいるというその女性、どう見ても美人ではないんですが、大阪弁丸出しでヒョウ柄のブラウスを着たその女性のトークが面白く、またその女性の性戯が凄かったんですよ。
 
スレンダーでスタイルの良いそのヒョウ柄さん。ヒョウちゃんとしましょう(笑)・・・。
ヒョウちゃんは自分の乳首を指して、「ここだけ日焼けサロンで焼いてん(爆)・・・ちょっとぉ、カメラマンさん笑いすぎやで」って(超爆)・・・。
股間に語り掛けるAVのアタマでボケかましてんねん(爆)・・・。
そんなヒョウちゃん、いざセックスになると攻めまくりなんよね(笑)・・・。
私の友人でフェラ好きのヤツがおって、そいつとお茶してたら、大きな声で「最近はチンコの扱いや男の性感帯を知らん女が多い」と嘆く(笑)・・・。
「玉なんかどうでもええねん。裏筋、蟻の門渡りからカリにかけてやなぁ」って、しらんがな(爆)・・・。
そいつは大きな声で力説するんで、周りの女性客たち、私らに向いている方の耳だけがダンボになってるのが分かって恥ずかしいねん(爆汗)・・・。
 
でね、AVのヒョウちゃんは男の性感帯を熟知しててね(笑)、極めつけは男の顔に背を向けた女性上位。М字開脚で挿入(つまり挿入角度はバックと同じ)
その時にね、少しでもハメ師の男が腰などに触れるとヒョウちゃんは怒るんですよ(爆)
ヒョウちゃんのセックスに対する姿勢はハリハリ鍋を仕切る鍋奉行のごとく厳しい(爆)
それで、ヒョウちゃんは絶妙の出し入れを駆使するからハメ師悶絶(超爆)・・・。
(これがまた男が感じる浅入れで、ヒョウちゃんも濡れまくり)
ヒョウちゃんはね、技を駆使している間も大阪弁で喋り続けているんですよね。
(以下の「♪」の箇所はヒョウちゃんの酒焼けしたあえぎ声)
「なぁ♪ 気持ちええやろ♪ こうした方がええやろ♪ やっぱ若いのはええわぁ♪」って(超爆)・・・。そこから先のヒョウちゃんのエロトークは自主規制します。
気持ち良さそうやけどトーク面白すぎ。挿入時はムードよムード(爆)・・・。
アンタ喋りすぎやって(笑)・・・。
とても面白いおばちゃんのテクニシャンぶりに驚いたんですが、自らの乳首を「日焼けサロンで焼いた」というボケをかますだけあって、ただ者ではなかったね(爆)・・・。
しかしヒョウちゃんのМ字開脚は凄い。あれは誰にでもできない技でした。
私はヒョウちゃんのソレを東映魂と呼びたいね(どんだけ無理やりやねん)
 
さぁ、勇気のある方からコメント、カモン(超爆)・・・。
 
 
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かたせ梨乃さん、最近もテレビで見かけるんですが、あんまり変わらないんですよね。
1988年の映画公開当時、この作品を紹介した女子アナが、「あんなに巨乳なのに、前を向いて揺れてるなんて凄い」と言ってた(笑)・・・。
 
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独特のタバコの持ち方をする復員兵(渡瀬恒彦)は、娼婦たちの数少ない味方。
かたせ梨乃の頭上には不発弾がぶら下がっている。落ちたら大爆発します。
 
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最初はかたせ梨乃演じるせんと敵対するお澄(名取裕子)
しかし、せんはお澄のある事情を知って和解する。
そのふたりの友情が熱い。
なぜか二人が和解するシーンがミュージカルなんよね(笑)・・・。
 
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ラストシーンで遂に不発弾は爆発する。
爆風を受ける西川峰子の顔がわやくちゃ(爆)・・・。
 
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こちらはオマケ。1964年度の鈴木清順監督版のポスターと画像です。
私は子供の時に白黒テレビで観たので、今回調べてカラー作品だと知り驚いた(汗)・・・。
野川由美子さんが綺麗な作品でした。
 
私のエロ記事で汚してしまいましたが(汗)、『肉体の門』という作品は素晴らしいです。
この作品に登場する女性たちは愛おしい存在ですよ。
何度映画化されても魂を揺さぶられるお話です。
 
 
 
 

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