ナニワのスクリーンで映画を観るということ。

大阪の映画好きゾンビまんです。 映画館のスクリーンで映画を観るということ。

2009年10月

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上は「母なる証明」の劇場パンフです。
この作品は、各宣材、共通デザインです。

劇場でこの作品のチラシを見たとき、硬派な印象を受け、芸術作品と思いスルーしていたのですが、公開直前になって、ポン・ジュノ監督作だと知り、慌てて前売り買って鑑賞しました。冒頭からアコースティック・ギターの切ない音色が響き、てっきり泣かせる作品かな?と思って観ていると、いきなりやられました。切ない音色をバックに、一面枯れた草原にオカン役のキム・ヘジャが深刻な顔で現れたと思ったら、いきなり音楽に合わせて踊り出しました。もう、いきなりこの作品はなんでもアリなんだと教えてくれてます。
そしてジュノ監督作品のお約束事、オツムの足りない人物(今回は息子役のウォンビン)が車に当て逃げされ、物語がスタートします。劇中、男女の騎上位の濡れ場シーンで、エッチしながら男女がしりとりをしてるんですが、(どんなエッチや!)
小さなエピソードがしりとりのように繋がって、ストーリーが展開します。当て逃げ~ゴルフボール~殺人~息子の逮捕~と続いて、中盤から終盤までの展開は、はっきり言って「名探偵オカン!」(笑)です。
ミステリーとしての伏線の張り方も見事ですが、ラストのどんでん返しは、オカンの行動も含めて、かなりの衝撃度でした。息子役のウォンビンは、キムタクに似てるな~という印象でしたが、キム・ヘジャ演じるオカンは強烈でした。オカンのキャラが、昔のダウンタウンの「オカンとマー君」のオカンみたいで、母性本能が暴走してます。
この監督は、人物の描写が本当に巧いですね。人を愛情を持って丁寧に描いてますから、どうしても作品が面白くなる。この監督に、面白くするなというのは無理な注文でしょう。脚本も含めて、最高に楽しめる一本です。
「殺人の追憶」では、実際の未解決事件の映画化のため、曖昧な結末にならざるおえなかったジュノ監督。この作品ではきっちり衝撃の結末を用意してます。
しかしこの監督の作品で描かれる警察は、とびっきりのバカばっかりですね・・・。



2009年10月31日「母なる証明」、なんばパークスシネマ・シアター5にて。

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「パークスシネマ」シアター5の場内です。
おもいっきり場内の後方から撮影したのですが、スクリーンが明るく、客席を含む場内の感じが表現できなくて申し訳ないです・・・。

このシアター5は、「パークスシネマ」全体でいうと、中クラスのキャパです。

このシアター5で、今日は「殺人の追憶」「ゲエムル」の監督である、ポン・ジュノ監督の最新作である、「母なる証明」を鑑賞しました。

映画のハシゴは久しぶりで、さすがに疲れましたが・・・。

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「新世界国際」で午前を過ごした後、歩いて「なんばパークスシネマ」へ移動しました。
私の足で、歩いて20分程の移動です。

この「なんばパークスシネマ」、健康に良いですよ~。
場所柄、結構歩かなくてはいけませんから。

私はミナミでの映画鑑賞は、「なんばパークスシネマ」と決めています。
「TOHOシネマズなんば」の方が近いのですが、「TOHOシネマズ」はスタッフの対応がイマイチなうえ、小さなシアターが縦長で、スクリーンが小さい。(音響は素晴らしい)
「TOHOシネマズ」のみの上映作品がない限り、同じ作品を観るなら「パークス」で観ます。

「パークスシネマ」の良いところ、何点か紹介しますと、まず小さい劇場でもゆったり横に広く、それに伴いスクリーンも大きいです。各シアター環境にばらつきがないんです。
(各シアターの、ばらつきが一番最悪なのがTOHOシネマズ梅田)
それとポイント・カード。
面倒な手続きが一切なく、特典も充実してます(もちろん、買い物ポイントと鑑賞ポイントが別付け)。

「パークス」というくらいですから、緑がいっぱい。
この劇場の喫煙所、屋外にあり、自然の緑と、屋外の空気の中で喫煙できます。(冬は寒いですが)
この喫煙所は、後日このブログ内で紹介します。

「パークスシネマ」のチケット売り場の女性スタッフの対応は素晴らしいですよ!
すごく親しみやすい対応で、同じシネコンで、なぜ「TOHOシネマズ」のスタッフに同じ対応が出来ないのか、いつも不思議に思います・・・。

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画像は「30デイズ・ナイト」のチラシです。
「新世界国際」では、パンフ等のグッズ販売はありませんでした。

予備知識まったくなしで鑑賞したので、結構、楽しめました。
典型的なヴァンパイア映画です。
太陽が苦手なヴァンパイアが、30日間陽の当たらないアラスカの極北地に現れるというストーリーです。
何の伏線・説明もなく、当たり前のようにヴァンパイアが出てくるので、最初はとまどいながら観てましたが、主役のJ・ハートネットの奥さん役の女優が好みだったので、それだけで最後まで見れました。
J・ハートネットは久しぶりに頑張ってました。

この「新世界国際劇場」、昔でいえば名画座みたいな2番館なのですが、音がちゃんとステレオになってます。
私の後ろの後部スピーカーから、ちゃんと音出てましたわ。

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「新世界国際劇場」の2階席からの眺めと、ロビーの写真です。

写真には写ってないのですが、2階席は中央と両サイドにあり、造りはオペラ座のようです。
しかし・・・噂によると、2階席の両サイドは、一番妖しいゾーンらしいです。
(ハッテン場として名高い)

初めてこの劇場を訪れたとき、何も知らず私は2階席に座ったんですが、確かに変な奴がうろうろしてました。

今日は、午後からなんばパークスシネマで「母なる証明」の席を確保しているので、午前中はこの劇場で時間つぶす事にしました。
朝一上映の「30デイズ・ナイト」が未見の作品だったので、丁度良かったです。

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