上は「母なる証明」の劇場パンフです。
この作品は、各宣材、共通デザインです。
劇場でこの作品のチラシを見たとき、硬派な印象を受け、芸術作品と思いスルーしていたのですが、公開直前になって、ポン・ジュノ監督作だと知り、慌てて前売り買って鑑賞しました。冒頭からアコースティック・ギターの切ない音色が響き、てっきり泣かせる作品かな?と思って観ていると、いきなりやられました。切ない音色をバックに、一面枯れた草原にオカン役のキム・ヘジャが深刻な顔で現れたと思ったら、いきなり音楽に合わせて踊り出しました。もう、いきなりこの作品はなんでもアリなんだと教えてくれてます。
そしてジュノ監督作品のお約束事、オツムの足りない人物(今回は息子役のウォンビン)が車に当て逃げされ、物語がスタートします。劇中、男女の騎上位の濡れ場シーンで、エッチしながら男女がしりとりをしてるんですが、(どんなエッチや!)
小さなエピソードがしりとりのように繋がって、ストーリーが展開します。当て逃げ~ゴルフボール~殺人~息子の逮捕~と続いて、中盤から終盤までの展開は、はっきり言って「名探偵オカン!」(笑)です。
ミステリーとしての伏線の張り方も見事ですが、ラストのどんでん返しは、オカンの行動も含めて、かなりの衝撃度でした。息子役のウォンビンは、キムタクに似てるな~という印象でしたが、キム・ヘジャ演じるオカンは強烈でした。オカンのキャラが、昔のダウンタウンの「オカンとマー君」のオカンみたいで、母性本能が暴走してます。
この監督は、人物の描写が本当に巧いですね。人を愛情を持って丁寧に描いてますから、どうしても作品が面白くなる。この監督に、面白くするなというのは無理な注文でしょう。脚本も含めて、最高に楽しめる一本です。
「殺人の追憶」では、実際の未解決事件の映画化のため、曖昧な結末にならざるおえなかったジュノ監督。この作品ではきっちり衝撃の結末を用意してます。
しかしこの監督の作品で描かれる警察は、とびっきりのバカばっかりですね・・・。
2009年10月31日「母なる証明」、なんばパークスシネマ・シアター5にて。
この作品は、各宣材、共通デザインです。
劇場でこの作品のチラシを見たとき、硬派な印象を受け、芸術作品と思いスルーしていたのですが、公開直前になって、ポン・ジュノ監督作だと知り、慌てて前売り買って鑑賞しました。冒頭からアコースティック・ギターの切ない音色が響き、てっきり泣かせる作品かな?と思って観ていると、いきなりやられました。切ない音色をバックに、一面枯れた草原にオカン役のキム・ヘジャが深刻な顔で現れたと思ったら、いきなり音楽に合わせて踊り出しました。もう、いきなりこの作品はなんでもアリなんだと教えてくれてます。
そしてジュノ監督作品のお約束事、オツムの足りない人物(今回は息子役のウォンビン)が車に当て逃げされ、物語がスタートします。劇中、男女の騎上位の濡れ場シーンで、エッチしながら男女がしりとりをしてるんですが、(どんなエッチや!)
小さなエピソードがしりとりのように繋がって、ストーリーが展開します。当て逃げ~ゴルフボール~殺人~息子の逮捕~と続いて、中盤から終盤までの展開は、はっきり言って「名探偵オカン!」(笑)です。
ミステリーとしての伏線の張り方も見事ですが、ラストのどんでん返しは、オカンの行動も含めて、かなりの衝撃度でした。息子役のウォンビンは、キムタクに似てるな~という印象でしたが、キム・ヘジャ演じるオカンは強烈でした。オカンのキャラが、昔のダウンタウンの「オカンとマー君」のオカンみたいで、母性本能が暴走してます。
この監督は、人物の描写が本当に巧いですね。人を愛情を持って丁寧に描いてますから、どうしても作品が面白くなる。この監督に、面白くするなというのは無理な注文でしょう。脚本も含めて、最高に楽しめる一本です。
「殺人の追憶」では、実際の未解決事件の映画化のため、曖昧な結末にならざるおえなかったジュノ監督。この作品ではきっちり衝撃の結末を用意してます。
しかしこの監督の作品で描かれる警察は、とびっきりのバカばっかりですね・・・。
2009年10月31日「母なる証明」、なんばパークスシネマ・シアター5にて。