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2021年11月14日、日曜日、大阪ステーションシティシネマの様子です。
昨夜もこのステーションシティシネマで映画『アイス・ロード』を観たばかりで、この日は早朝にまた戻ってきました。
映画『カオス・ウォーキング』、若手のスター共演のSF映画なのに、お客さんは私と同年代か、もっと上の世代の人ばかりで驚きました。地球の存在と共に、洋画の存在(映画館での鑑賞)ってヤバいのがよくわかります。





『カオス・ウォーキング』
解説:男性は考えや思いが“ノイズ”としてさらけ出され、女性は死に絶える星を舞台とした、パトリック・ネスの小説を原作にしたSFアドベンチャー。不思議な星で生まれ育った青年が地球からやってきた女性と出会い、彼女を守ろうと逃避行を繰り広げる。出演は『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドや、『スター・ウォーズ』シリーズのデイジー・リドリー、マッツ・ミケルセン、デミアン・ビチルら。監督を『ボーン・アイデンティティー』などのダグ・リーマンが務める。

あらすじ:汚染した地球を発った人類がたどり着いた新天地“ニュー・ワールド”は、男性は考えや思いが“ノイズ”として現れ、女性は死に絶える不思議な星だった。その星で生まれ育ったトッド(トム・ホランド)は一度も女性を見たことがなかったが、あるとき地球から来た宇宙船が墜落し、生存者のヴァイオラ(デイジー・リドリー)と出会う。トッドはヴァイオラを捕らえようとする者から彼女を守ろうと決断する。

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近未来、人類は汚染された地球に住めなくなり、“ニュー・ワールド”と名付けた惑星に移り住んでいた。
高度な文明を誇るのではなく、森に囲まれた大自然で、まるで開拓民のように農耕生活を送る人類なのですが、首長ブレンティス(マッツ・ミケルセン)をはじめとする彼等ニュー・ワールドの住人たち、なぜか女性は死に絶え、男たちは“ノイズ”というオーラを発し、心の声が他人に筒抜けという、ヘンテコな状態になってる(笑)・・・。
そのニュー・ワールドで生まれ育ったトッドは、純朴を絵に描いたような青年。
ある日、地球から来て墜落した宇宙船を発見したトッドは、唯一の生存者ヴァイオラを見てビックリ。なんせトッドにとってヴァイオラは、生まれて初めて見る生身の女性だったから。
必死にノイズとなって現れるいけない妄想を根性で封印したトッドは(爆)、なぜか女性に執着するブレンティスたちから、ヴァイオラを守り抜こうとする。

この想像力豊かなSF映画は、余分な雑草を刈り取って燃やしてしまうと、シンプルにそれだけの映画(超爆)・・・。ところが、だからこそ面白い。

65年間かけて宇宙を旅して、生まれて初めて宇宙船以外の大地に降り立ったヴァイオラを連れて、育ての親たちから教えられた安全地帯を目指すトッドは、サバイバルするうちに、ブレンティスのニュー・ワールドでの行動が“侵略者”そのものだと悟る。
この映画はSF映画としてめちゃくちゃ面白いというか、惑星の大自然にとって、人間の欲とは野蛮でしかないと訴える側面がメッセンジャーとして素晴らしい。
今、世界中がというより、中国やアメリカが、われ先にと月や火星、宇宙の支配を急いでいる。人間は国盗り合戦が好きな生き物なので、この映画のようなお話が現実になる可能性は十分にあるでしょうね・・・。

[2021年11月14日、『カオス・ウォーキング』、大阪ステーションシティシネマ・スクリーン⑦にて鑑賞]
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